よく、ジムなどでプロテインをシャカシャカしている人(大体男性)を見かけます。筋肉増大を目指して運動後にプロテインを摂取していることと思います。その効果を有効にするなら、ビタミンB6も一緒に摂ることをお勧めします。
なぜ、プロテイン摂取にビタミンB6が必要なのか?簡単に説明します。
1.ビタミンB6の役割
ビタミンB6は皮膚炎の予防とたんぱく質の代謝に必要なビタミンです。たんぱく質を摂取すると→体内でアミノ酸に分解→そのアミノ酸から体に必要なたんぱく質が作られます。食物のたんぱく質を分解して体のたんぱく質を作る過程でビタミンB6が必要となるので、たんぱく質の摂取が増加するとビタミンB6の必要量も増加することになります。シャカシャカするプロテインは一般にサプリメントの一つを指す言葉として用いられますが、proteinはたんぱく質の事です。
2. ビタミンB6の必要量はどれくらい?
男性 18-29歳 推奨 1.4mg/日 耐容上限量 55mg/日
男性 30-49歳 推奨 1.4mg/日 耐容上限量 60mg/日
女性 18-49歳 推奨 1.2mg/日 耐容上限量 45mg/日
(日本人の食事摂取基準 2015年版 抜粋)
3.何からビタミンB6が摂れる?
かつお 80g 0.61mg
クロマグロ(赤身) 80g 0.68mg
白サケ 一切れ(80g) 0.51mg
サンマ 一尾(100g) 0.51mg
牛レバー 80g 0.71mg
鶏ささみ 80g 0.48mg
バナナ 一本(90g) 0.34mg
4.たんぱく質摂りすぎて悪いことはある?
過剰に摂取した分は、尿となって排出されます。そのため、腎臓に負担がかかります。摂りすぎはもったいない。ビタミンB6は水溶性のビタミンのため、摂りすぎれば尿となって排出されてしまいますので、こまめに摂る必要があります。
日ごろから、バランスの良い食事を心がけて元気に生きたいですね。